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【新機能】商品別契約者リストで変わるIoTデバイス管理 — サブスクライトの最新機能を解説

【新機能】商品別契約者リストでIoTデバイス管理が変わる — サブスクライト新機能解説

IoTデバイスをサブスクリプションで販売していると、「このファームウェアを使っているのは誰か」「決済が止まったデバイスは何台あるか」といった問いに、すぐ答えられない場面が生じます。商品ラインナップが複数あればなおさら、契約者を商品単位で素早く抽出する手段が欠かせません。

サブスクライトはこのたび、商品別契約者リスト機能を新たに追加しました。商品ごとの契約者(会員)一覧をフィルタリングしてCSVでダウンロードできる機能です。一斉連絡や商品リコールの対象者特定、リテンション分析など、IoT事業者が日常的に直面するオペレーション課題に直接応えます。

本記事では、機能の仕様・使い方・IoT事業での活用シナリオを具体的に説明します。


商品別契約者リストとは — 機能の概要

「商品別契約者リスト」は、サブスクライトの収益分析メニュー内に配置された機能です。サイドメニューの「収益分析」→「商品別契約者リスト」からアクセスできます。

対象となるのは利用者(会員)のみです。在庫・未契約・管理者保有分の商品は抽出対象に含まれません。IoTデバイスの文脈で言えば、「実際にエンドユーザーが契約・利用中のデバイス」に絞った一覧が得られます。

抽出されたリストは画面上で確認できるほか、CSVファイルとしてダウンロードも可能です。抽出条件(テナント・商品・基準日・契約状態・決済失敗の包含)は、画面表示とCSV出力で完全に同一です。


2つの抽出モード — 現在モードと時点モード

この機能の核心は、基準日の指定有無によって動作が切り替わる2つのモードです。

現在モード(基準日を空欄にした場合)

基準日を指定しない場合は「現在モード」として動作します。現時点でアクティブな契約者を抽出する最もシンプルなモードです。デフォルトでは「アクティブ会員基準」が選択されており、後述する契約状態でフィルタリングされます。

時点モード(基準日を指定した場合)

基準日を入力すると「時点モード」に切り替わります。「指定日に契約していた会員」を「契約開始日 ≤ 基準日 かつ(解約日なし または 解約日 > 基準日)」という条件で近似的に抽出します。

たとえば「3ヶ月前にデバイスAを使っていた顧客に、当時の利用状況についてアンケートを送りたい」といった用途に対応できます。

時点モードの注意点

時点モードは、過去の契約状態を正確に再現する仕組みではありません。解約日が記録されていない契約は時点判定から漏れる場合があり、その件数は画面上部に「解約日不明 ○件」と表示されます。また、一覧に表示される「現在の契約ステータス」列は、基準日時点ではなく現在の状態を示します。時点モードでは「契約状態」フィルタは無視されます。リコール対応や訴訟リスクを伴う用途で過去リストを使う場合は、この近似性を念頭に置いてください。


フィルタ条件の詳細 — 対象を正確に絞り込む

画面上部のフォームから以下の条件を設定し、「表示」ボタンで一覧を更新します。

フィルタ項目説明
テナント対象テナントを選択(特権管理者のみ表示。通常は自テナントに自動限定)
商品特定の商品に絞り込み(未選択で全商品)
基準日指定すると時点モードになります(空欄で現在モード)
契約状態抽出する契約状態を複数選択(現在モードのみ適用)
決済失敗中の契約も含めるチェックすると決済失敗中の契約も抽出(現在モードのみ。デフォルトは除外)

アクティブ会員基準とは

現在モードの「契約状態」は、初期状態でアクティブ会員基準が選択されています。これはメール配信ツールと同一の基準であり、以下の契約状態を対象とします。

  • 試用期間中
  • 定額使用中
  • 解約予定(満了まで利用可)
  • 支払い済み
  • 支払い免除

「休止中」「解約済み」は初期状態では対象外です。また、決済失敗中の契約はデフォルトで除外されます。必要に応じてチェックボックスで追加・除外できます。

IoT事業者にとって重要なのは、「決済失敗中の契約も含める」オプションです。決済が止まっているデバイスのユーザーを別途把握したい場合に活用できます。


CSV出力の仕様 — 連携・分析に使えるデータ構造

一覧右上の「CSVダウンロード」ボタンで、現在の抽出条件のままCSVファイルを取得できます。出力されるカラムは以下のとおりです。

カラム内容
利用者氏名契約者の氏名
顧客番号契約者の顧客番号
メールアドレス契約者のメールアドレス
電話番号契約者の電話番号
購入商品契約した商品名
契約番号契約を一意に識別する番号
購入日商品の購入日
初回決済日最初の決済が行われた日
解約日解約日(未解約は空欄)
現在の契約ステータス現時点の契約状態
決済失敗中決済失敗中の契約は「はい」、それ以外は空欄

ファイル名は現在モードの場合 product_subscribers_現在.csv、時点モードの場合は基準日を含む名前になります。これにより、複数時点でダウンロードしたファイルを混同することなく管理できます。


IoT事業者向け活用シナリオ — 3つの具体的なユースケース

シナリオ1: ファームウェアアップデートの対象者特定

IoTデバイスのサブスクでよくあるのが、「特定バージョンのファームウェアが搭載されたデバイスを使っているユーザーに一斉通知を送る」というオペレーションです。

従来は、契約管理システムとデバイス管理システムをまたいで手動でリストを作成する工数が発生していました。商品別契約者リストを使えば、対象商品を選択してCSVを取得し、そのメールアドレス列をメール配信ツールにインポートするだけで済みます。

たとえば、下記のようなPHPスクリプトでCSVを読み込み、メール配信対象リストとして整形することもできます。

<?php
// サブスクライトからダウンロードしたCSVを読み込み、
// アクティブかつ決済失敗中でない契約者のメールアドレスを抽出する

$csvFile = 'product_subscribers_現在.csv';
$recipients = [];

if (($handle = fopen($csvFile, 'r')) !== false) {
    $header = fgetcsv($handle); // ヘッダー行を読み飛ばす

    while (($row = fgetcsv($handle)) !== false) {
        $data = array_combine($header, $row);

        // 決済失敗中でないアクティブな契約者のみ対象にする
        if (empty($data['決済失敗中']) && !empty($data['メールアドレス'])) {
            $recipients[] = [
                'name'  => $data['利用者氏名'],
                'email' => $data['メールアドレス'],
            ];
        }
    }
    fclose($handle);
}

// 抽出件数を確認
echo count($recipients) . '件の配信対象を取得しました。' . PHP_EOL;

// 以降、$recipients を使ってメール配信処理へ渡す
// (配信ロジックは各社のメール送信ライブラリに合わせて実装)
?>

CSVのカラム構造が固定されているため、このような前処理スクリプトも一度書けば繰り返し使えます。

シナリオ2: 商品リコール時の対象者リストアップ

ハードウェアを扱うIoT事業では、製品不具合によるリコール対応が発生することがあります。特定商品の現在の契約者全員に速やかに連絡する必要がある場面で、商品別契約者リストは実用的です。

商品フィルタで対象デバイスを指定し、契約状態は「アクティブ会員基準」に加えて「休止中」「解約済み」も追加したうえでCSVをダウンロードすれば、過去契約者を含む網羅的なリストを1操作で取得できます。

シナリオ3: 過去時点でのリテンション分析

時点モードを使うと、「半年前にデバイスBを契約していたユーザーのうち、現在も継続しているのは何人か」という分析が可能です。

手順は次のとおりです。

  1. 商品フィルタで「デバイスB」を選択
  2. 基準日に「6ヶ月前の日付」を入力して時点モードで一覧を取得
  3. CSVをダウンロードし、「現在の契約ステータス」列が「定額使用中」等のアクティブ状態になっている件数を集計

継続率の変化を月次で追うことで、機能アップデートや価格改定がリテンションに与えた影響を定量化できます。サブスクライトの収益分析機能と組み合わせることで、MRR・チャーンレートとの相関も確認できます。


Webhook・APIとの組み合わせで広がる運用自動化

商品別契約者リストは管理画面から手動で取得するUIベースの機能ですが、サブスクライトはWebhook連携と外部連携REST APIも提供しています。

たとえば、Webhookで「決済失敗」イベントを受信した際に、自社のデバイス管理システムへ該当デバイスの制御信号を送る仕組みを構築しておけば、決済状態とデバイス制御を連動させられます。定期的な契約者リストの取得が必要な場合は、APIを通じてデータを自動取得し、社内ダッシュボードやCRMへ連携することも可能です。

グローバル販売を検討中であれば、サブスクライトのグローバル販売オプション(10カ国対応・多通貨)も併せて確認してください。月額3,000円(税別)の追加で、USD等の多通貨決済に対応できます。


まとめ

  • 商品別契約者リストは、サブスクライトの「収益分析」メニューから利用できる新機能
  • 商品単位で契約者を抽出し、CSV一括ダウンロードが可能
  • 抽出対象は利用者(会員)のみ(在庫・未契約・管理者保有分は除外)
  • 現在モード(基準日空欄)と時点モード(基準日指定)の2種類を使い分けられる
  • 時点モードは過去状態の近似抽出であり、解約日未記録の契約は漏れる場合がある
  • アクティブ会員基準はメール配信ツールと同一基準(試用期間中・定額使用中・解約予定・支払い済み・支払い免除)
  • 「決済失敗中の契約も含める」オプションで、決済が停止中のデバイスユーザーも個別に把握できる
  • CSVには契約番号・解約日・決済失敗中フラグを含む11カラムが出力され、外部ツールへの連携が容易
  • IoT事業での活用シナリオとして、ファームウェア通知・リコール対応・リテンション分析の3パターンが代表的
  • Webhook・APIと組み合わせることで、決済状態とデバイス制御の連動など高度な自動化も実現できる

サブスクライトの詳細は公式サイト(https://subsclite.com)をご覧ください。APIドキュメントは https://subsclite.com/api_manual/ からご確認いただけます。

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